バドミントン ノウハウ

バドミントン 効果的なクリアー

2020年10月9日

 
こんにちは。
元バドミントンSJリーガーのばどチャンです。
 

この記事を読むと得られること

  • ハイクリアーの使いかたが分かります
  • ドリブンクリアーの使いかたが分かります
  • フェイント効果のあるクリアーの使いかたが分かります
 
特にシングルスではクリアーは非常に重用です。
 


・自分の体制を立て直すためのクリアー

・繋ぎ球としてのクリアー

・相手を追い込むためのクリアー

・攻めのクリアー

・タイミングを外すクリアー

 
色々とありますよね。
 
状況によってどんなクリアーを使っていくべきなのか、わたし目線で解説していきます。
 

ハイクリアー

 
高くしっかりと後ろまで打つクリアーです。
 
後ろまでしっかり返球されているクリアーで決められることは少ないです。
 

決められることが多いのは以下のパターン

クリアーが短いとき

クリアーが低いとき

 
試合中に高いクリアーを打つことは怖いかもしれませんが、後ろまでしっかり打てればそこまで恐れる必要はありません。
 
ロブも同じに思います。
 
高く後ろまで返球される球は返しにくいものです。
 
尚且つ相手がそこで全力でスマッシュを打ってきたら、逆にチャンスだと思います。
 
トップ選手は後ろまでしっかり返球されている球を、まず全力で打ち込みません。
 
なぜなら
 
リスクが高いから
 
逃げるだけのハイクリアーと思われがちですが、相手が攻めることでリスクと感じる球でもあるのです。
 

ハイクリアーを打つ際は、自信を持ってしっかりと高く奥まで打つことを心がけましょう。

 

ドリブンクリアー

 
相手を追い込むクリアーです。
 
正直、小学生はこのクリアーがしっかり打てれば、かなり有利になると思います。
 
ドリブンクリアーを打つポイントとしては、
 


・相手が前からホームポジションまで戻りきっていないとき

・スマッシュも打てる体制のとき

 
これらの場合で効果が高いと考えます。
 
球自体が低い弾道なので、相手に飛びつかれる可能性もあるため、打った後の準備はしっかりとしましょう。
 
ここからは経験談です。
 
これまで色々なトップ選手と球を交えられる機会がありましたが、トップ選手のクリアーは初速が尋常じゃなく速いです。
 

リー・チョンウェイ選手と一度練習させて頂いた際に一番感じたことは、クリアーの初速の速さです。

 
ばどチャン
え?クリアーはや、、、、
 
 
最初打たれた時はクリアーだけで追い込まれて、次で仕留められました。
 
衝撃的な速さでした。
 
私の持論ですが、トップ選手がガットのポンド数を固く張る理由は、この初速速度を上げるためも理由の一つにあると思います。
 
ガットのポンド数が高ければ、球が弾かれるタイミングも速くなるので、ポンド数が低いガットと同時に打つのと比較して、初速が速く感じるはずです。
(違っていたらごめんなさい。)
 
ガットのポンドを高く張っても違和感ない方は、一度高いポンド数で張ってみて試してみてもいいかもしれません。
 
初速が速くなると反応が遅れるので、特にスマッシュなんかはわずかでも相手を遅らせることができると考えます。
 
林丹選手のクリアーはスマッシュを打っているような音がしますよね笑
 

あくまで、私の持論ですので悪しからず。

 

タイミングをはずすクリアー

 
相手に逆を突かれてクリアーで一気に追い込まれることがありますよね。
 
このタイミングを外すクリアーが使えたら、シングルスはかなり楽になります。
 
特に下の相手とやる時にスマッシュを打たずとも自滅させることができます。
 
ポイントとしては2つ
 


・タメをつくる

・スマッシュを打てる体制から打つ

 
田児選手 VS 佐々木選手
この1ラリーを見てください。

 
途中からのラリーふざけているように見えますが、皆さんこの田児選手のクリアーを遅れずに対応できますか?
 
出来ませんよね。。
 
スマッシュも打てる体制、且つタメがあります。
 
タメをつくるコツとしては
 


・球の下に速く入る

・打つ時に一瞬とめる

 
これを意識してみるとやりやすいかもしれません。
 
スマッシュが打てる体制と言うのも球の下に早く入らなければいけませんね。
 
まずはとまった状態からでも意識して練習をしてみてください。
 
オールロングで相手を動かしながら試してみると、相手が引っかかったりする反応を見て、自分の打ち方が効果的なのか判断しやすいと思います。
 

まとめ

 
クリアーはバドミントンで恐らく1番初めに習うであろうショットですが、ただ後ろから後ろに飛ばすショットでなく、非常に奥が深いです。
 
クリアーをただのクリアーと考えず、目的を持って打つことでプレーの幅も大きく広がってきます。
 

今回ご紹介したクリアーを是非参考にして頂き、活用してみてください。

 
 

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