こんにちは、元バドミントンSJリーガーのばどチャンです。
こんな方におすすめ
- あの選手はなんで先手で攻撃できるんだろう?
- なんでフットワークがあんなに速いの?
- なんでミスが少ないの?
これは相手の球がある程度予想できているからできることです。
球をある程度予測することができれば、ラリーも非常に有利に進めることができます。
本記事の内容
この記事では相手の球を予測する為にできることを大きく3つのポイントに分けて解説します。
相手の球を予測し、勝つための必須スキルを身につけましょう。
バドミントン 相手の球を予測する方法
結論は以下の通り
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相手の打てる球を限定させる
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頭にイメージを持つ
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パターンを感覚的に覚える
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では順に解説します。
相手の打てる球を限定する
想像しながら読んでください。
シングルスで相手を劣勢のハイバックに追い込みました。
問題です。
![](https://badchan.net/wp-content/uploads/2020/11/907d8b5c308fd0e7b6d73f7ac9fb83a9.jpg)
ばどチャン
ここで制限できる可能性が高い球はなんでしょう?
a.スマッシュ
b.クロスクリアー
c.プッシュ
d.リバースカット
答えは全部です。
当たり前のことですが、相手をハイバックに追い込んだら球を制限させることが出来ます。
そして、相手の状況から何を打つことができるのか予測することが大切です。
これが相手の球を限定させることです。
相手の球を限定させるには
ポイント
自分が有利な状況
相手が不利な状況
この状況下で最も狙いやすくなります。
普段のプレーの中で相手が劣勢になった瞬間を見逃さないようにしましょう。
トップ選手のプレーはこの繰り返しです。
![](https://badchan.net/wp-content/uploads/2020/10/question_head_gakuzen_girl.png)
困ったの女の子
そもそも劣勢にできない
そんな方は
ダブルスの場合だと
サーブレシーブで強い長めの球を相手のバック奥に打ってみてください。
そこからクロスへのロングリターンは可能性が低くなります。
であれば、二人いるダブルスでどう攻めればいいのか戦略が立てやすくなりますよね。
普段気づかないだけで、実は相手の球を限定できていることは多々あります。
まずは、それに気付くことが大切です。
頭でイメージを持っておく
・あの人のロングサーブはえぐい。
・追い込まれたところからクロスに逃げてくる球がうまい。
相手がこんな特徴のある選手だとします。
この場合、頭にイメージを持っておくだけで対応できます。
サーブレシーブの場面で
この人はロングサーブがうまい
とイメージできて構えていたら、相手のロングサーブで劣勢になりにくいと思います。
相手によっては特殊なプレースタイルや、変わった打ち方からとんでもない球を打ってくる選手もいます。
1度目はそれでやられても仕方ありませんが、2度目からはその球自体を頭でイメージしておくことで対応できる場面が多いです。
私がおすすめするのは、試合前には必ず対戦相手の試合を見ることです。
対戦相手がどのようなショットを得意として、どのようなプレーをしているのか事前に知ることができていれば、実際に対戦する時に全然違います。
決め球も知っていたら、自分がピンチの時に何も考えなで動くよりは、高い確率でその決め球に対応ができると思います。
頭に入れながらプレーする
これだけでノータッチも格段に減ってきます。
パターンを感覚的に覚える
これは非常に難易度が高く、多くの経験も必要になってきます。
トップ選手の多くは、パターンを感覚的に覚えて動いているので、どういった相手との試合でも実力を発揮できるケースが多いのです。
バドミントンは
ここに打ったら大体はここにくる。
この打ち方からは大体ここにくる。
ある程度、パターン化されていることが多いです。
これは教えてもらうのではなく、たくさんの経験をして自分ならではの感覚をどんどん身につけることが大切です。
強い選手はこれがパターン化されていなかったり、予想を超える球が来たりします。
いつもなんとなく返球する球を意識的に返球するだけで、同じ球でも意味が全く変わってきます。
なんとなくの球をいつもと違うところや、次の球を意識して打ってみてください。
ばどチャンの経験談
最後に私の経験談を紹介します。
試合で相手に球を限定させられ、予測された
とても印象にある場面です。
相手は当時の日本代表で、シングルスのとある一種大会でのこと
ショートサーブを打ち、フォア奥にロブが来たのでストレートスマッシュを打ちました。
ここで相手からの返球されてきた球がセンターへのドライブ。
まず、スマッシュを打ってセンターにドライブを打たれる経験があまりなかったので、そこで予測していない球を受けることになりました。
かつ、予測していないドライブは前に落とすか、後ろにあげるしかありません。
結果的に前にそのまま繋いでしまい、相手に有利な状態でヘアピンを切られました。
そのまま、劣勢でロブをあげスマッシュでフィニッシュ。
仮にドライブに対して後ろへあげていたとしても、いい体制で攻撃されていたと思います。
全く予想しない球で球を限定され、どこに返球したとしても、有利な体制で攻められる場面を作られました。
また、この場合球を予測できていたとしても、劣勢になる場合が多くなると思います。
なぜならシングルスにおいて、センターからのドライブの返球はネットまでの距離があるので、相手はどの球を打たれても対応がしやすいからです。
この経験以降、相手のスマッシュを長めに返球することの有効性を理解して自身でも試合中に意図的に使うようになりました。
しかし、仮にあの時フォア奥からセンターにスマッシュを打っていれば、相手はサイドを予測していたわけですので、こうはならず私が次に先手を取れたはずです。
こう考えると一球の重みは大きいですね。。
予測するというより、そこに打たせる
結果的に予測するに繋がる作戦です。
皆さんも是非試してみてください。
まとめ
本記事の内容をまとめると以下の通り
相手の球を予測する方法
- 相手の打てる球を限定させる
- 頭にイメージを持つ
- パターンを感覚的に覚える
トップ選手は球を限定させながら、相手の球があまくなる瞬間を狙いながらプレーしています。
それは感覚的なものが多いです。
皆さんも何気ないプレーで相手の球を制限されることができている場面があると思いますので、その場面を意識的に感じ、予測に繋げてみてください。
それって実はバドミントンにおいて、ある程度パターン化されているプレーなのかもしれません。
そこに気づくことが大切です。
逆に言うと、相手に予測されないために何気なく打つ球も減らしてみるよう、意識してみてください。
相手の球が予測できてきたら、ミスも減りバドミントンがもっと楽しくなりますよ。
Let`s thinking♪